【2003年「ふたりのイーダ」福島県巡回公演旅日記】

その壱
■その弐 6月23日〜7月8日

   
福島コース後半戦のスタートです。まず最初は花巻から。
花巻は岩手県ですが、番外編として今回の旅日記に入れたいと思います。



6月23日(月)花巻
今日は岩手県花巻市で公演です。会場は花巻市文化会館。午前と午後の2回公演。
ホールの前には宮沢賢治が
始まるのを今か今かと待っている子ども達

休憩中、水飲み場に並ぶ子ども達


6月24日(火)花巻
今日は花巻で午前中に1回公演した後、バラシて福島県の楢葉町に移動です。バスで4時間ほどか けて移動し、それから仕込です。
宿に戻ったのは遅い時間だったので食事はお弁当。でも温泉は1時間延長して頂き、遅く帰ったスタ ッフさんも無事に入れました。明日からまた福島の子ども達の為にがんばります!

6月に購入したばかりの劇団仲間のトラック
「写真はお断りよ」(byゆう子)


6月26日(木)
福島市の一柳閣でおいしいご飯中!おさるのだーさんが呑んでる所です(だーさん=「カモメに飛ぶこ とを教えた猫」でさる役の前田承生)。
明日のだーさんの昼ごはんは「さるそば」です。いや、ざるそばだった(^_^;)
≪撮影&文 ゆう子≫


6月26日(木)A
川俣の公演を終え福島市へ。福島の会場は1200人以上入る大きな会館です。そのため子ども達の 集中も散漫になりやすいく、生の声が客席の後まで届きづらいのでワイヤレスマイクを使う事になりま した。そのために身体に付ける為のベルト付き袋を作ることになりました。ゆう子が移動中、仕込の間 や宿などでせっせと作ってくれました。仕上をお婆ちゃん(勝倉)が手伝ってくれたので無事6機、間に 合いました!6機?あれ?出演者は7人のはずなのに・・・。実は、ワイヤレスマイクは福島の文化セン ターさんが用意してくれたのですが、小ホールでやっている他の催し物でも使うらしく6個しかなかった です。舞台監督の高田さんが香番表を作ってなんとか皆で回そうとしたのですが、ワイヤレスのオペ レーターとして自ら来て下さった効果プランナーの杉山さんが「松野はいらない」と一言!高田さんの 苦労も水の泡と消え、私以外は1人1台使うこととなりました。案の定でした。私もそんな気がしていた ので、事前に「杉さんが来たら、松野はいらないって言うよ」と言ってたのでした。私の声はでかいらし く、歌の録音の時などよくマイクから離されてましたっけ!まかせとけ、とばかりに大きな声を出させて いただきました。フットマイクはもちろん、他の人のワイヤレス目指して出すわ出すわ!明日が楽しみ です!
≪効果プランナーの杉山さん≫


6月27日(金)
いやぁ〜、福島の文化センターは大きかったですね〜。2回の公演で2,000人以上の子ども達が観て くれました。なかには1時間近く掛けて歩いて来た学校もありました。さながら遠足気分。しかも劇場と いう非日常の空間。客席の興奮はなかなかなもんでした。
直樹をはじめ、キャストの皆はマイクを付けがんばっておりました。いつもと違うペースに多少戸惑って いたようです。かあさんはいつも大声を出しハイテンション(役がですよ)ですがバージョンアップでが んばりました!明日は国見で今度は小さな会館になるので調整したいと思います。
また、舞台の上の直樹と友達になったような気になって台詞に答えてくれる生徒さんや実況中継をし てくれる子などもおりました。
 ≪福島の方々≫


6月29日(日)お休み
晴れましたね〜!どうよ、このパワー!かんかん照りさ。今日は相馬の海辺でバーベキューです。買
い出しには私とりつ子とゆう子で行きました。魚介類、肉など買い、もちろん飲み物も全種類取り揃え
準備万端。おまえら何しに来たんだ?って感じです。場所決めは直樹と照明の塚本さんにまかせ12
時スタート。昼間っからいい気分でわいわいがやがや!少人数で年齢の差もあり、まるで親族パーテ
ィです。
夜は夜でカラオケで盛り上がり、休みは休みでもみんな大騒ぎの1日でありました!
≪BBQ≫≪歌うじいじ≫


7月4日(金)
今日は福島コース最後のステージです。演出家と脚本家が観てるからみんな緊張してます。
写真はだーさんの食料だよ。お兄があげたの(^_^;)
≪撮影&文 ゆう子≫


7月4日(金)A
今日の郡山で福島コースが終わりました。郡山では7月1日〜4日までの6ステージで4,000人近い生 徒さんと出会いました。ほんとうによく観てくださって気持ちがいいです。
演出家の鈴木さんと脚本家の宋さんが昨日こちらに来てくださいました。この長旅で良くなったとこ ろ、悪くなったところを隈なく指摘してくださいました。私たちも改めて芝居を見つめなおすことができま した。とても充実してます!
明日からは北海道の一般公演と高校の演劇鑑賞です。この1ヶ月の間感じてきた感触とはまた違っ たものを、私たちは得られることでしょう。もっともっと成長した「ふたりのイーダ」になるよう出演者、そ して外部のスタッフさんの力も借りてがんばりたいと思います。
この場を借りて、福島県文化センターの佐藤さん、笠原さん、岩崎さん、ゆたかさん、まことさん、さと ちゃん、まだまだ沢山の福島の文化センターさんの皆様!本当にお世話になりました。一同大感謝で
す。またお世話になれるよう私たちもより良い芝居作りに励みます。ありがとうございました!
今日で福島コースは終わりとなりますので、かあさん日記もここまでです。つたないものを読んで下さ りありがとうございました。また管理人に呼び出されたときまでみなさんどうぞお元気で!そして劇場 でお会いできますことを楽しみにしております!
ちなみにかあさんへのダメ出しは「もっとやれ〜!」でした。この結果を観たい方は劇場まで来て下さ い!それでは!
≪鈴木さんと宋さん≫≪ゆう子と鈴木さん≫


7月5日(土)札幌
福島から山を越え、海を越え、札幌へやって来ました。

開場を待つお客様
バラシを手伝う主催者の方々


7月7日(月)岩見沢
西高の仕込。

仕込をするりつ子
仕込をするかあさん


7月8日(火)岩見沢
西高の本番。
休憩中

バラシを手伝ってくれた演劇部の皆さん
バラシ@
バラシA